インラインスケート撮影 サーカスビジョン

top_ud

サーカスビジョンが考えるユニバーサルデザイン


私たちは、『映像』『写真』『デザイン』そして『エクストリームスポーツ』で表
現する四人のクリエイターグループです。
私たちのアクションは、私達の周りにいる人達と一緒に新たなチャレンジをするこ
とからスタートします。そのストーリーや困難を共に乗り越えた喜びもビジュアル
としてアウトプットして多くの人とその心の動きも共有したいと思っています。
もしも、私たちの制作物が、何かの『制約』に囚われている人に届き、『自由』に
つながるインスピレーションを与えることができたなら、私たちにとって最も嬉し
いゴールです。

なぜなら、私たち自身もかつては『制約』の中で生きていました。
私たちがそれを乗り越え、自分らしいやり方で表現することができるのも、先人の
自由なクリエイティブに触れ、そこにあるメッセージに背中を押してもらったから
です。
この、クリエイティブでつなぐ輪は、これからも人類を発展させてくれるはずで
す。
今、私たちは、車椅子の人・手話の人・目の見えない人など多様な人達と共にクリ
エイティブの輪の中に飛び込もうとしています。
彼らは、『見る』『聞く』『触れる』『感じる』といった人間の感性をミックス
し、全く新しい表現力としてアプトプットすることが可能だからです。
多様な人が、自分らしさを表現できることは、それを目にした世界中の人々が自己
を肯定することにつながります。私たちのチャレンジで多くの人にインスピレーシ
ョンを与え、行動を促し、自由に表現する楽しさと喜びを多様な人と共有するため
に、チームを組みました。

私たちの友人には、車椅子を使う人、手話を使う人、目の見えない人、ダウン症の
人など、様々な人たちがいます。彼らと一緒に、多様性に溢れた世界を作ろうとし
ている人たちもいます。
このプロジェクトでは彼らのチャレンジに私たちもカメラを持って参加します。そ
の過程やストーリーを『彼らの感じ取ったもの』にフォーカスして可視化します。
私たちが目指すものは『車椅子で前に進むためにチームを信じる力』、『感じたこ
とを口に出すのはなく映像的に表現する力』、『光や空間の広がりを目ではなく耳
で聴く力』といった多様な力を、写真や映像という手段で表現し、多くの人と共有
できるようにすることです。
しかし、この力は、私たちの国ではほとんどの人に知られていません。
この力が社会に認められ、人々がお互いの違いを尊重し、誰もが『自分自身である
こと』を誇りに思える未来へとつながる表現ができれば、このプロジェクトは成功
です。
ケース1
『車椅子×農業』
農園は柔らかい土に覆われており、通常の車椅子で畑に入るのはとても困難です。
しかし、私たちの友人の農家は車椅子が入れるように整備しようとしています。ま
た、農業にチャレンジしたいという車椅子を使う友人と農家のコミュニケーション
や、自然と向き合う姿をビジュアルで表現します。
ケース2
『手話×旅』
聾の人が、旅先で不自由を感じることは少なくないようです。しかし、手話や筆談
を使って旅人を迎えたいと考える人がいます。異なる文化を持った人が出会い、想
いが通じる瞬間に生じる安心感やワクワク感も表現します。
また、旅人が選んだ美しい風景を聾の人が映像的に表現力した手話の魅力も写真に
込めてアウトプットします。
ケース3
『目の見えない人×アウトドア』
人が海や山の景色を感じるのは、目だけではありません。大自然の中だからこそ感
じられる音や匂い、空気や温度、空間の広がりまで全身で感じることができます。
人と自然とのつながりについても考え直すきっかけとなる表現を探ります。
ケース4
『ダウン症×ダンス』
人が踊りたくなる音を奏でるミュージシャンと、とんでもなく自由に表現できるダ
ンサーが集まったダンスチームがあります。彼らの目線で、彼らが感じている心の
中の衝動まで撮影します。


私たちは、ここに書いたこと以外にも多様な力が生まれる場に飛び込んでいく予定
です。モデルとなる人たちは、私たちの友人であり、クリエイティブのパートナー
としてこれまでも共同制作をしてきた人たちです。
私たち自身も、楽しみながらこのプロジェクトを進めていきたいと考えています。

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP