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「カメラで生きる」カメラで生きるってどういう事?〜これからフォトグラファー・ビデオグラファーを目指す方未経験の方必見(大歓迎)!〜

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こんにちは、サーカスビジョンの大里(おおさと)です。

今日のブログでは、実際にカメラで生きるという事はどういう事か、どういう入り口で耕していくのが良いか、について深掘りしていきたいと思います。

とは言え、これもまた人それぞれ、一概に言えない部分が多々ありますので一日の過ごし方とかではなく、まずカメラマンを職業にしたいと思った際の入口の一例をご紹介します。

今回は身近なところで「商業型カメラマン」とくにイベント系のカメラマンを例に取りお話していきたいと思います。

まぁ自分がそうなので話しやすいだけなんですが(笑)

皆さんはフリーランスで自分で案件を取りにいくカメラマンになりたいですか?

それともどこか大手・中小企業の会社や事務所・施設などのスタッフとして所属して活動したいですか?

この選択は普段の生活を大きく分けます。

別にカメラの世界じゃなくても同じなんですが、フリーランスでいくか会社に所属するかの一番大きな違いは

「営業活動をするかしないか」

これはとても大きな事です。

これから始めようと思う方には基本的にはまずどこかしら企業なりプロカメラマンのアシスタントなりに一度は所属して、とにかく「腕を磨くという事に専念」する期間を設ける事をお勧めします。

まずそれはスキルアップに専念出来る利点や、仕事がすぐに手に入れられる、コンスタンスに仕事がある、教えてくれる先輩方の背中を見れる、安定した給料がもらえる、など利点だらけだからです。

これは後にフリーで活動を始める事になったとしても、経験が活かせるし、クライアントさんへの信頼にも繋がります。

もう一つ、高価な機材を自分で買わなくても扱える利点。地味にこれも大きい!

また安定な収入を得られる事によって、欲しい機材が買えるお金が貯まるまでどこかに所属するっていう子もいました。

独学で磨いたスキルは確かに素晴らしく宝物ですが、先輩方のこれまで経験してきたトライ&エラーの経験値は独学とは比べ物にならないくらい説得力があり、勉強するにもスピード感が出ます。

そういう私も私も基本独学でやってきた派なので独学も否定はしませんが、ふとした時にカメラ界では当たり前の日本常識を知らなかったりして、現場で大恥をかく事もしばしばありました(現在進行形かもw)。

なので、一度はどこかしらに所属、もしくはアシスタントとして修行させてもらう事をお勧めします。

とは言え、それぞれの環境もありますし、俺は人の下では働かねぇフリーランス一本で生きる!って方もいれば、主婦の方々がこれまで趣味だったカメラを副業としてスタートさせたい、なんていう方もおられますよね。
修行したくても環境的に出来ない方もたくさんおられると思います。

そんな方も、今はネットも発達していますし、検索だけではなく人と対話で情報交換が出来るコミュニティに入ったり、セミナーを受けてみたりをして下さい。

何か分からない事があった時にすぐに相談出来る人を作っておく事が大事です。

分からない事はググって簡単に調べられる世界ではありますが、検索するにも結構な労力や時間がかかりますし、自分一人で検索するだけでは、その検索結果が合っているのか判断出来ず、結果間違った情報だと気付かないまま次のステップにいっちゃう危険性もあり、後々困るという状況になったりもします。

現場でしか手に入らないスキルもたくさんあるので、「繋がり」を作って情報交換して下さい。

カメラマンは本当に横の繋がりでなりたっている部分がありますので、後々一人立ちして営業活動を自力でしないといけなくなった際にもきっと助けになりますよ。

デメリットもあります(これだけ勧めといて?笑)

とは言え考え方次第ではあるんですが、企業には企業の特色がありますし、必ずしも所属した場所で好きな写真が取れるとも限りません。自分はもっとイベントやお祭りなど盛り上がり系の撮影したいのにお堅い会議の撮影やブライダルの記録撮影の手伝いばかり、そもそもカメラを触らせてくれない、など企業に所属する事によって色々と不満はあるでしょう。

下積み修行だからと無理して我慢してストレス抱えて働き続ける必要はもちろんありませんし、自分には合わないと見切りをつけたらさっさと他を探すフットワークの軽さも大事です。

しかし、ここで前回のブログの内容にちょっとだけ戻りますが、「カメラの仕事は掛け合わせ」。

自分がライブフォトグラファーになりたいと思っていても、他のジャンルの撮影を経験しておく事はとても大事です。

その時は分からないかもしれませんが、一種類の撮影だけをひたすら続けても磨きに限界がきます。

撮影は技術とセンスの両方があります。どちらを磨くにも色々な撮影に挑戦してこそ得られるものがたくさんあります。

一つの世界の常識しか知らないと掛け合わせの案も生まれ辛くなるし、いざ自分のフィールドを耕す際に応用が効かなくなります。

あなたがライブフォトグラファーだとしましょう。友達がある日結婚式を挙げるとしましょう。その際にカメラマンとして撮ってくれとお願いされたとしましょう。

もちろんあなたの撮影スキルはばっちり問題ない、でも安易に受けちゃうと結婚式の作法やルールをちゃんと知らないばかりにトラブルに発展する事がよくあります。この話よく聞きます。

特にブライダルは良い感じに撮れれば何でもいいだろうでは済まされないルールめちゃめちゃ多いです。

基本バージンロードに立ち入ってはいけないとか、宮司さんが祝詞を読んでいる間は撮影NGとか、神社和装での新郎新婦の立ち位置にも基本的な決まりがあります(打掛の模様などの兼ね合いがあったり)。ストロボ禁止のところもあります。場所場所によっても違うルールが多々存在します。それを知らずに後々大恥をかいたり会場側に怒られてしまうカメラマンたくさんいます。

素晴らしい世界でもあるし、ブライダルカメラマンのクオリティはすごくレベルが高いですし、そのスキルや作法を習得した上でライブ撮影に挑めたら!とか考えると、逆にワクワクしませんか?笑

やはり違う世界は知っておいた方がいいですね♪

基本を学ぶ、作法を学ぶ、大事です。

ぜひ違う世界の人も集まるコミュニティに入って色々な作法を学びましょう。

弊社でも7月から多様性をテーマにした撮影セミナー(緩め)を開催しようと密かに計画を進めております。←宣伝

また追ってお知らせさせていただきますね♪

それでは今回はこの辺で。

あざす!←流行らそうとしてる(笑)

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Kentaro Osato

Kentaro Osato

エディター・ビデオグラファー・フォトグラファー

大里 健太郎(おおさと けんたろう)  1974年生まれ 佐賀市出身(出生は長崎県佐世保市) 映像作家・写真家として音楽やアクションスポーツのカメラマンとして活躍。 先天性下肢身体障害 生まれつき両手と両足に障がいを持って生まれる。 障がい者施設の撮影などで障がい者と関わる中、自らの経験をもとに、障がいの有無に関わらず笑顔で活躍出来る世の中を創造する活動を始める。 2021年3月、多様性をクリエイトで表現する集団 サーカスビジョン合同会社を立ち上げる。 障がいは私たちにとって特別なことではなく、日常であり標準です。 それらをクリエイティブで表現することは、私たちが自信に満ち溢れイキイキとした笑顔で生活出来る世界を築く事に繋がっていくと確信しています。

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